日本盲人福祉委員会は、世界の盲人団体間との国際交流の窓口です
昭和20年、全世界を震撼させた世界大戦が終わり、各国ともに大きな犠牲を強いられました。各国は復興に努力するとともに、相互融和に努め、国際連合を誕生させました。
これに倣って世界の盲人支援団体も起ちあがり、昭和26年8月、パリにおいて世界盲人福祉協議会(World Council for Welfare of the Blind : WCWB)を結成しました。
昭和30年10月には、日本の呼びかけで、アジア盲人福祉会議が東京で開催され、アジア各国はWCWBに加盟して協力し合い、アジア各国の盲人団体や盲人福祉施設が緊密に連携することが決議されました。
これを受けて各国は、関係団体、施設、盲学校がひとつの機関として協力体制を整えることになりました。
日本では、昭和31年4月に
以上、3団体の協力、連携のもとに組織する日本盲人福祉委員会を設立して、日本を代表する盲人団体として加盟しました。
その後、昭和44年に、盲人自身の国際団体である国際盲人連盟(International Federation of the Blind : IFB)が設立されましたが、昭和59年になって、この両組織の理念を統合する世界盲人連合(World Blind Union : WBU)が成立し、 日本からは当委員会が代表としてこれに加盟し、盲人団体間の国際交流の日本側の窓口としての役割を担っています。