世界盲人連合は(WBU)は、世界的に最も総合的かつ組織的に活動を展開する視覚障害分野の国際NGOです。
現在、世界約190か国の団体が加盟しており、2億5300万人(WHO調べ)とも言われている世界の視覚障害者の代弁者として活動しています。
日本盲人福祉委員会は日本を代表する会員としてWBUに加盟し、国際的な活動を続けています。
WBU公式ウェブサイト(英語)
WBUAP公式ウェブサイト(英語)
WBUライブラリ
目的
WBUの目的は、必要な場合には特別措置、あるいは法的・行政的措置をとり、 失明予防及び、盲人、視覚障害者(以下、「盲人」)の福祉向上のため、
機会の均等化と完全な社会参加を目標として活動することである。
即ち、WBUは、盲人の自覚を高め、人格、自尊心、責任感の発達強化を図り、 更に失明の分野における知識や経験を交流するための国際的討論の場を提供する。
組織と活動
本部役員
- 会長
- 第1副会長
- 第2副会長
- 会計
- 事務局長
- 前会長
- CEO
地域協議会
全世界を6つの地域協議会に分け、地域内及び地域協議会加盟各国の視覚障害者問題に取り組んでいる。日本はWBUAPに所属している。
- アジア盲人連合(ABU)
- アジア太平洋地域協議会(WBUAP)
- アフリカ盲人連合(AFUB)
- 欧州盲人連合(EBU)
- 北米/カリブ地域協議会(NAC)
- ラテンアメリカ盲人連合(ULAC)
オフィサー会議
本部役員+地域協議会会長
執行役員会
本部役員+地域協議会会長+各地域協議会代表理事3名+国際視覚障害者教育会議(ICEVI代表)+国際失明防止協会(IAPB)代表1名+国際会員代表2名
総会
4年に1度開催している。これまでの開催地は
- 第1回 1984年 サウジアラビア(リャド)
- 第2回 1988年 エジプト(カイロ)
- 第3回 1992年 マドリード
- 第4回 1996年 カナダ(トロント)
- 第5回 2000年 オーストラリア(メルボルン)
- 第6回 2004年 南アフリカ(ケープタウン)
- 第7回 2008年 スイス(ジュネーブ)
- 第8回 2012年 タイ(バンコック)
- 第9回 2016年 米国(フロリダ州オーランド)
機能
WBUの機能には次のようなものが含まれる。
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盲人の教育、健康、福祉、社会保障、リハビリテーション、雇用、スポーツ、レクリエーション等に
影響を与える社会や国の政策、習慣の改善、及び近代化を世界中で実施する。
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国内に盲人の団体及び盲人にサービスを提供する機関が存在しない場合、
このような団体の創設と発展を推し進める。
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WBUの目的と関連する活動を行っているような、すべての団体間での情報、及び経験の交流を準備し奨励する。
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世界中の人々を対象に、盲人に関する正確な情報を普及させ、盲人に対する啓蒙的な態度を促進する。
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失明予防を含む、視覚障害のあらゆる分野における調査、研究の奨励、調整、指導を行う。
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WBUの目的を推進するために、必要とされている地域での技術的かつ物質的援助の提供、促進、調整、指導を行う。
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WBU、盲人の団体及びその援護機関のプログラムや政策を支援するために、
全世界の国家組織、及び国際組織に支援を要請する。
また、そのプログラムや政策の実行にあたって これらの団体に助言と援助を行う。
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WBUの目的実現にとって必要な、あるいは有用なあらゆる方策を講ずる。